2018.03.15

バインダー バインダー

箔押しとシルク印刷の違い

オーダーメイドバインダーの表紙の印刷方法として、もっともポピュラーなのが、箔押しとシルク印刷(正確にはシルクスクリーン印刷)です。
1色刷りのデザインの場合、このどちらかを選択することが多いですが、何が違うのでしょうか?
印刷のメカニズムはもちろん違いますが、決定的な違いは、鏡面のようにきらっと光る、金や銀のようなメタリック調の印刷が出来るのかどうかという点です。
箔押しは箔のフィルムを熱で転写していますので、色の選択肢は少ないですが、メタリックの表現が出来ます。
金や銀のきらきらした表紙の文字を見つけたらそれは箔押しです。
これに対し、シルク印刷の強みは、色の調色が出来る点で、ご希望の印刷色に合わせて、その都度インクを練ります。
また、印刷可能な面積は、熱転写の箔押しは、熱の影響で、あまり大きな面積は出来ませんが、シルク印刷なら、極端にいえば全面に近いベタ印刷も可能です。

もちろんシルク印刷のインクにも、金・銀はあるのですが、インクなので、ツヤのない金・銀です(これはこれで、マットな感じで私は好きですが。。。)。

コスト面では、印刷面積にもよりますが、大量でなければ、箔押しもシルク印刷も大きくは変わりません。
変わるのは版代がシルク印刷の方が少し高いぐらいです。

メタリックにするのか、印刷色にこだわるのか、印刷の面積は大きいのか、このあたりから選択肢をお考えください。

なお、いずれも、基本的に、アミ点等による濃淡の表現は出来ません。
極端に細かな文字も再現しにくいので、事前にデザインデータを拝見できれば、印刷が可能かどうかの判断もさせていただきます、どうぞお気軽にご相談ください。

ファイルバインダー担当  服部元昭

 

 

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