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クリアファイルが反る

2012.10.12

クリアファイルの素材であるPP(ポリプロピレン)は、比較的安定した素材で、酸やアルカリに対しても耐性は良好です。
しかしながらひとつ大きな弱点があります。
それは、ある種の溶剤(キシレン、シンナー等々)が生地に溶け込んでしまうという点です。
「クリアファイルにパンフレットを挟んでいたら、いつの間にかクリアファイルが外向きに、めくれあがるように、反りかえってしまった」
もし、こんな現象に出くわされたとしたら、それは、溶剤がクリアファイルに染み込んだことによる膨潤作用です。
クリアファイルの内側に、溶剤が染み込んだために、生地の内側だけが膨張し、外側へ反り返ったのです。
その溶剤はどこから来たのか?
犯人は、中に挟んだパンフレットです。
紙に印刷をする場合、通常のオフセット印刷等ではインキに溶剤が含まれています。
溶剤ですから、どんどん蒸発していってしまいますが、その印刷物に溶剤がまだ残っていたのです。
そのパンフレットに残留していた溶剤が、クリアファイルの生地に接触し、クリアファイルに染み込んだのです。
必ず起こるとはとは限りません。
まれな現象です。
私の経験で申し上げると、たくさんインクを使ったフルカラーのパンフレット、しかも、そのパンフレットが出来立てホヤホヤで、すぐクリアファイルに挿入した。
これが一番危険です。
もちろん私の感覚的な意見です。
どれぐらいの量の溶剤が残留していたら、その現象がおこるのかなどの、数値的な基準はわからないのです。
めったにおこらないのです。
しかし、起こってしまったら、もう元には戻りません。
クリアファイルを販売しているメーカーや通販のカタログの、どこか隅っこの注意書きを探してください。
「コピー用紙やファックス感光紙・印刷物などはよく乾燥させたのちホルダーに入れてください。印刷物によっては化学変化をおこし、変形する場合がございます」
こんな文章が書かれているはずです。

さあ、明日からのイベント配布用に、今晩中にクリアファイルにパンフレットを挟み込んでしまおう。
ちょっと待ってください。
明日の朝、会場で箱を開けたら、クリアファイルが反りかえっていたら大変です。
出来れば、2~3日前に、いちどそのパンフレットを入れて、テストしてみてください。
1~2日経っても、何の変化もないのを確認されてから、みんなで作業を開始しましょう。

クリアファイル担当 服部元昭